ストレスと疲れの源泉

ストレスと疲れの源泉は人それぞれいろいろなものがあると思いますが、実は最もその原因となっているかもしれないと思うのは、未履行の約束です。

例えば仕事で、上司などにあれやりますとかこれを明日までに終わらせますと言って、結局やっていない時のような状況です。

上司が直接まだ?と聞いてくる時はまだいいのですが、何も言ってこないけど自分で履行できていないことに自覚があるとき、それが気になって仕方ありません。

他の仕事が忙しくてできなかったりすることも多いでしょうが、できることであればそんなに後回しになることはありません。

たいていの場合、初めて取り組むことであったり、自分の苦手なこと、苦手な人との連携を必要とするものなどハードルが高く取り組むのに億劫になって遅延しているものが多いと思います。

しかし遅れれば遅れるほど求められる水準も上がっていくような気がします。

だからなおさら着手するためのハードルが高くなり、進みません。

このような頼まれごとや期待されていることへの取り組みは、最優先で時間を確保し、仮の形でもいいので完了のステータスとしてしまうべきです。

これを怠ると、約束を反故にしている後ろめたさから他のやりたいことへの意欲も削がれますし、自信もなくなってきます。また、約束した人とできるだけ会いたくないので、コミュニケーションが必要な場面でも避けるようになります。

こんな風になってしまうなら、徹夜をしてでも早めに終わらせてしまった方が精神衛生と他社との関係上いいはずです。

そうは言っても取り組みにくい、解決しにくい問題があるのなら、それを依頼者本人や周りの詳しい人に聞いてしまった方がいいでしょう。

人に聞いてみると、びっくりするくらいあっさり解決したりしますし、苦手なものにチャレンジしている時は、誰かが賛同してくれていたり、誰かの意見も織り交ぜて進めると自信も出てきます。

自戒を込めて言わせていただくと、無駄なストレスと疲れを溜めず、意欲の減退を避けるためには、約束を守るためにはどんな大変なコミットも厭わないという気概が必要かもしれません。